2022年度「子ども大学かまくら」
入学式と第1回授業
5月21日(土)午前10時から鎌倉生涯学習センターホール
2022年度の「子ども大学かまくら」入学式と第1回の授業を5月21日(土)午前10時から鎌倉生涯学習センターホールで開催しました。72人の学生と保護者の方が参加しました。
コロナ感染者数は減少しておりますが、手の消毒、体温計測、密接を避けた着席など、コロナ感染を防止する配慮をして行われました。
入学式での「子ども大学かまくら」理事長、鎌倉市長の挨拶を次に掲載します。
子ども大学かまくら新理事長 田上誠
皆さん おはようございます。
今年から「子ども大学かまくら」の理事長になりました田上誠と申します。どうぞよろしくお願いいたします。
今日はいつも温かく見守っていただいている鎌倉市長 松尾崇様にお越しいただきました。ありがとうございます。
子ども大学についてちょっとお話させてください。
子ども大学は2002年にドイツで始まり、日本では埼玉県の「子ども大学かわごえ」が2008年にスタートしました。私たちはその授業を参観し、子どもたちの生き生きと楽しそうな姿に感動し、鎌倉にもぜひ作って欲しいと養老孟司先生に学長になっていただき、2012年に開校いたしました。
「子ども大学かまくら」は皆さんの素朴な疑問「なぜ」に答える「はてな学」、いかに生きるかを学ぶ「生き方学」、自分たちの生活の場を知る「ふるさと学」の3本を柱として、学校とは一味違ったことを学ぶことの楽しさ、喜びを知ってもらうのが目標です。
開校時の皆さんは今大学4年生になられていることでしょう。10年間の修了生は延べ1235名となります。
これまで受講していただいた学生の皆さん、保護者、講師の先生、ボランティアの方々、そしてNPOの会員の皆様には心より深く感謝申し上げます。
さて今年は5回の授業が楽しく意義のある思い出深い時間になりますことを期待しております。今日は「鎌倉殿の13人」にちなんだ授業です。私も一緒に勉強させていただきます。
ありがとうございました。
鎌倉市長 松尾崇様
皆さんおはようございます。
ご紹介いただきました鎌倉市長の松尾です。
「子ども大学かまくら」開校式、 誠におめでとうございます。
子ども大学に参加をされた学生の皆さんは、自分で参加したいっていう人もいると思いますし、またお父さんや家族の方から行ってきた方がいいなんて声をかけてこられた方もいるかもしれません。
いずれにしても、こうして参加して皆さんがここにいるっていうことが本当に素晴らしいなあと思います。
この子ども大学かまくらは、10周年 ということで節目を迎えているわけですけれども、10年間本当にさまざまな授業展開をしていただき子どもたちにも多くの気づきや、学びがあったということで、きっと皆さんにもこの大学を通じて何か一つでも気づきや学びがあるのではないかな、そう思います。
今日ご講演をいただくフェリス女学院大学の谷先生ですが、フェリス女学院大学とは鎌倉市と包括連携協定を結んでおります。フェリス女学院の大学生がこの「13人の鎌倉殿」の13人のそれぞれの背景や人柄を一冊の冊子にまとめていただいています。また、今日この子ども大学で、こうしてご講演いただくのも包括連携協定を結んだという事の流れになります。
鎌倉が、大河ドラマで今取り上げられて注目されていますけれども、ドラマは一年で終わってしまいます。しかし鎌倉の歴史はこれからもずっと続いていきますし、皆さんがそのことについて、より深く理解をしながら、この鎌倉の町をもっと好きになってくれたらうれしいなあと思います。皆と一緒に、これからもこの鎌倉を大切に、そして盛り上げていければというふうに思いますのでよろしくお願いいたします。
この「子ども大学かまくら」が今季もますます盛況になりますことを心からご祈念申し上げまして私の挨拶とかえさせていただきます。
本日はおめでとうございます。