2025年度「子ども大学かまくら」
夏期体験学習 理科実験
「飛行機はなぜ飛ぶのか?」
講師:山崎 哲也 先生 他10名((社)ディレクトフォース・理科実験グループ講師)
8月30日(土) 午前2時から3時55分
鎌倉市福祉センター 第1・第2会議室
参加者 小学4年15人 5年8人 6年6人 計29人
(授業レポート)
初めに、ディレクトフォース・理科実験グループ総括の鶴岡先生から同グループの活動紹介が、そして講師の山崎先生および9名の実験指導の方々の自己紹介がなされた。

◆ボーイング787型機の紙飛行機作りを準備
8つの班の各学生に、講師より、型紙にプリントされた最新のANA ボーイング787型機のパーツを切り抜き、それを組み立てて模型飛行機を作ってもらうこと、そして実際の同型機の先進性の説明がなされた。そして、航空機技術者によりデザインされた同機モデルの型紙とワークシートおよびランチャー(発射台)が各学生に、組み立て作業用の糊やクリップ類が各班に配られ、それらの点検がなされた。
◆各自で紙飛行機を組み立てる
続いて、組み立て手順の流れと注意事項の説明があり、班ごとに指導員のサポートで組み立て作業に入った。型紙から各パーツを切り抜き、曲げない、なるべく手を触れない、などを心がけながら、糊づけで組み上げられていった。その間、「色々な飛行機の音当てクイズ」によるお休みタイムを挟んで、40分弱で組み立てを終え。班ごとに、スクリーン前から会場後方に向けて、ランチャーを使った自作機の試験飛行が行われた。
<5分間休憩>
◆飛行機は「 ? 」の力で飛ぶ
ここから理科実験として大切なテーマ「飛行機はなぜ飛ぶのか?」の学びに入った。ドライヤーの風を利用して、飛行時の飛行機に作用する力の発生原理を実感してもらった。班ごとにドライヤーの他、スプーン、定規が用意された。まず、飛行機では、上側に膨らんだ断面をもつ主翼が前方からの気流の中に置かれると翼を上方に引き揚げる力(揚力)が発生することを、ここでは吊るしたスプーンをドライヤーによる下降気流内に置くと、スプーンが背中方向に動かされる様で観察した。
また、飛行機の上下、左右への姿勢制御をドライヤー気流への定規の面の傾け方で受ける力の方向の違いが生じることで体感した。そして飛行機の前方への推進力の源としてのエンジンの作用を、吊るした横吹き出しのドライヤー本体が、作動中の吹き出し気流とは反対方向に動こうとすることで確認した。
◆紙飛行機をよりよく飛ばすには
講師から、「風」の力による飛行原理を踏まえながら、紙飛行機をうまく飛ばすためには、重量と揚力の大きさ対比と作用点位置の前後関係、風による抗力に対する推力の大きさ、左右両翼間のバランス、そして機体中心線が真っ直ぐなことの重要性が説明された。
◆最後に飛行距離を競い合う
個人間での飛行コンテストで自作飛行機の飛行距離を競った。まず予選会で各班の代表者を決定、つぎに班代表者間で決勝戦を行い、優勝者を決定した。また予選会・決勝戦を通して最長距離を出した学生も表彰された。
その後、学生からの感想が述べられ、実験講座を終えた。
文責;中村和男 写真;CUKスタッフ
