「子ども大学かまくら」の活動を支えていただいている市民・当NPO関係者の皆様へ

 

  ― 新型コロナウイルス感染拡大を受けて ―

 

  陽春を迎え新年度の活動に入る時期を迎えておりますが、国内外の新型コロナウイルス感染の蔓延が進む中、政府も緊急事態宣言を行い、神奈川県もこれに呼応した緊急措置を打ち出しています。これらの緊急対応の実際の効果を含め、感染の拡大/終息は先が見通せない状況となっているところです。

 

この地、鎌倉保健所管内(鎌倉、逗子、葉山、三浦)の同感染者の発生状況は、224日から3月末までに10人、4月に入って16日間で36人となっており、感染リスクが急速に高まっております。これに伴い、市立小学校の休校も3月初旬から休校に入り5月の連休明けまで続けられる予定です。

 

例年であれば、この時期には当NPO法人「子ども大学かまくら」も、4月に総会を開催し、新年度事業計画の承認を得て、新たな学生を迎える準備を進めているところです。しかしながら、上述の新型コロナウイルス感染症にかかる諸状況に鑑み、2020年度に限り例年のような学習支援事業を取り止める」ことといたしました。

 

現下の多くの不確定要素を考慮するとき、新型コロナウイルス感染症関連の行政や社会の対応状況などを踏まえ、本年度の当NPOとしての事業全体の活動についても、柔軟に適応を図りながら、来年度の再出発に向けた準備を進めてゆく所存です。

 

なお、当NPOとしては、本年度の事業の開始に当たり、以下の「新型コロナウイルス感染症対応の基本的行動指針」を設けております。

 

<理念的行動指針>

 A1:新型コロナウイルス感染症(以下、感染症)対策としての行政(国、神奈川県、鎌倉市及び同教育委員会)の要請・指導を尊重する

 A2:本事業の主対象者である受講学生(小学校456年生)を感染症への感染リスクから護る

 A3:受講学生の保護者・家族等への感染リスクに配慮する

A4:本事業の運営に当たる役員等、授業運営スタッフの感染リスク回避を重視する。特に高齢者、基礎疾患持病者への配慮を行う

  <実務的行動指針>

 B1:事業実施においては「国の専門家会議『新型コロナウイルス感染症対策の状況分析・提言』(3/19付)」で例示された「多くの人が参加する場での感染対策のあり方の例」を参考に対応を図る

 B2:鎌倉市内の市・国・私立小学校の感染症対応の運営方針、授業や行事スケジュールに配慮する

  

上記の新型コロナウイルス感染症の感染状況下での当NPOの本年度事業の進め方について、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。

 

なお、総会の開催案内・実施報告、そして本年度の事業計画の開示、学生募集などについては、本ホームページ上で行ってまいります。

 

 2020年4月18日

 

NPO法人・子ども大学かまくら 理事長 田上 寛