2014(平成26)年度 ゼミ学習 ジャーナリストになってみよう


 ゼミ学習(3回連続講座)

 
 「子ども大学かまくら」は、新しい試みとして

 連続ゼミ学習(小グループによる連続講座)を

 計3回の講座を行いました。
 
 ゼミ;「ジャーナリストになってみよう」

 講師; 横川和夫 先生

         元共同通信論説兼編集委員

 
 基本的なことから「記事の書き方」「質問の仕方」などを説明。12月20日に第4回

 授業の宇宙飛行士 山崎直子さんのお話しを聞いて記事を書き、新聞を作成、配布予定。
 日時;10月,11月,1月の第3土曜日(10/18、11/15、1/17)

 午後2時~4時の2時間


 


 <横川先生のゼミ学習報告 ― 第1回 ―>

 

 10月18日(土)の午後14:00-16:00に本年度からの企画(きかく)「ゼミ学習(3回連続講座(こうざ))」の試行第1回目が行われました。ゼミのテーマは「ジャーナリストになってみよう」で12名の募集(ぼしゅう)に対し、ちょうど同数の12名の応募(おうぼ)があり、全員を受講(じゅこう)生として認定(にんてい)しました。第1回は小学校の行事の都合で欠席した1名を除(のぞ)いた11名(女子7名、男子4名)が受講しました。

 

 14:00に講師(こうし)の横川先生の簡単なあいさつのあと各学生から名前と本講座申こみの動機が述(の)べられました。積極的にゼミ内容(ないよう)(記者、作文など)への関心が動機づけになっていたのが4名で、残りは親御(おやご)さんの勧(すす)めということが分かりました。さらに講師から「ジャーナリストに必要な能力(のうりょく)」について意見を求められると、記事をまとめるための諸(しょ)能力以外に、取材における質問(しつもん)能力が挙げられ、その重要性(せい)について講師のコメントがなされました。

 14:15から初回の主要課題である「横川先生とは」をまとめるための、講師への受講生からの自由な質問時間に入りました。誕生(たんじょう)日や出身地、趣味(しゅみ)などの一般(いっぱん)的なプロファイルに加えて、記者としての歩みについての、初期の動機付け、取材分野の経歴(けいれき)、心に残った出来事、記者生活からの引退などの質問が出され、子ども大学への参画経緯などについても質問が及(およ)びました。それらから、講師の記者への関心は小学校の総合(そうごう)学習の体験に始まり、職業(しょくぎょう)人としては文部省、都庁(とちょう)、大阪(おおさか)万博の取材を担当(たんとう)する中で、教育分野について一貫(いっかん)したこだわりを持ち続けてこられたことが明らかにされました。記者として心に残った出来事については、1969年の南極観測隊に同行して昭和基地(きち)に行き、南極点旅行を終えて帰還(きかん)した旅行隊を取材して、原稿(げんこう)や写真を短波無線で日本に送ったこと、受講生からの更(さら)なる質問にその理由について説明がなされたのでした。

 

 

少しの休憩(きゅうけい)の後、14:50から「横川先生」というテーマの作文課題に入り、35分間にわたって受講生はめいめい400字の原稿(げんこう)用紙に向かって鉛筆(えんぴつ)を走らせました。その間も講師への追加質問が適宜(てきぎ)行われました。これらは講師が次回まで預(あず)かって添削(てんさく)いただけることになっています。

 

 第1回の講座の最後は、次回講座(11/15)の課題である「宇宙(うちゅう)飛行士・山崎直子さんへのインタビュー(12/20)のための質問事項(じこう)の作成」に向けて、山崎さんに関する最近の新聞記事や関連資料(しりょう)を配布(はいふ)し、その記事の読み合わせを行いました。その上で、受講生には次回までに資料を読んで、山崎さんへの質問事項を自宅(じたく)で考えてくるようにとの要請(ようせい)がなされました。その後、各受講生から本日の興味(きょうみ)深かった事項や進め方について簡単(かんたん)に感想を聞きとり、15:45に第1回講座を終えることができました。

 

2014/10/19 報告 by 中村和男)


 


<横川先生のゼミ学習報告 ― 第2回 ―>

 

 11月15日(土)の午後14:00-16:00に「ゼミ学習(3回連続講座)」(テーマ「ジャーナリストになってみよう」)の第2回目が行われました。前回欠席した1名を加え、全受講生12名(女子9名、男子4名)が受講しました。

 

 まず、前半は、第1回ゼミ時に提出(ていしゅつ)してもらった作文「横川先生」について、全員の添削(てんさく)結果のコピーが配布され、全体的講評(こうひょう)が行われました。主要な論点(ろんてん)は、①字をきれいに書く、②改行ができていない、③「・・・らしい」「・・・だそうだ」という間接(かんせつ)表現(ひょうげん)は不要、④記述(きじゅつ)事項(じこう)の順序(じゅんじょ)は、経歴(けいれき)の時間の順序にとらわれなくてもよい、とされ、具体的な作文事例を挙げて説明がなされました。

 休憩時間には、講師を取り囲んで学生達が、各人の名札の旧(きゅう)字体漢字表現について親しげに疑問(ぎもん)を投げかける場面も生まれました。

 後半は、山崎直子さんへのインタビュー内容について、意見を出し合い、全体を整理するプロセスに入りました。話し合いは、学生達の積極的な参画を求めるため、6年生の一人の学生に司会役を務(つと)めてもらい、講師が補佐(ほさ)する形で進められました。第1回ゼミ時に配布された山崎直子さんに関する新聞記事を踏(ふ)まえながら、様々なインタビュー事項が学生から出され、時にはそれを講師から深めるような助言がなされていきました。話し合いの終盤(しゅうばん)には、司会役からインタビュー事項の分類カテゴリーとして、①宇宙飛行士になった経緯(けいい)、②宇宙飛行士としての訓練・準備(じゅんび)段階(だんかい)、③実際の宇宙飛行中の経験、④宇宙からの帰還後の活動、が設定(せってい)され、それらに沿(そ)って補足的なインタビュー項目の聞き取りもなされました。

 最後に、第1回ゼミ時に、講師の記者生活での南極点取材の話題が出されたことに関連して、講師から当時の取材記事の掲載(けいさい)された本物の新聞紙面や写真が提示(ていじ)され、直接(ちょくせつ)それらに触(ふ)れ合う機会がもたれ、学生達は目を輝かせていました。

 第2回ゼミは16:00ちょうどに終了(しゅうりょう)しました。


 

2014/11/18 報告 by 中村和男)

 


<横川先生のゼミ学習報告 ― 第3回 ―>

 

 年が明けて117日(土)14:00-16:00に「ゼミ学習(3回連続講座)」(テーマ「ジャーナリストになってみよう」)の最終回のゼミが行われ、全受講学生12名が参加しました。今回は、約1か月前に建長寺で行われた「子ども大学かまくら」の第4回授業の山崎直子さんによる「宇宙・人・夢をつなぐ」の講演を受けて、その授業内容および授業の直後に行われた本ゼミ受講学生による山崎さんへのインタビューの体験を踏まえて、正月に各人がまとめた「記事」を持ち寄って行われたものです。それらの記事は事前に郵送で横川講師のもとへ送付されており、講師による添削が行われていたため、添削結果を踏(ふ)まえたゼミになりました。

 まず前半では、横川講師が添削を踏まえた全般(ぜんぱん)的な講評(こうひょう)として「それぞれしっかり書けていたが、文章をより良いものにするための直しを入れ、その理由についても示(しめ)した」と述(の)べられました。続いて受講生一人ひとりが順番に、添削を受ける前の自分の記事原文を読み上げ、横川講師がその添削結果の紹介と解説を行う形で進められました。5名の分が終わったところで10分間の休憩をはさみ後半に入り、引き続き、同様に各人の記事原文の読み上げと添削結果の紹介、解説が残りの4名分に対して行われました。以下では、記事原文の傾向(けいこう)と横川講師の添削における解説ポイントについて、紹介してみました。

 

a) 読みやすい文章のために

  ・冗長(じょうちょう)な主語が繰(く)り返されることがあるが、日本語では省い

          た方がよい

  ・長文になって入るケースがあるが、文章は短く切る

  ・話し言葉を「・・・」で表現(ひょうげん)するとだれの言明か分かりやすくなる

  ・インタビューでも「・・・だそうです」はなるべく使わない

  ・文章全体を「である」調か「です、ます」調かで統一(とういつ)する

  ・同じ文型である「・・・と思いました」や「・・・楽しかった」などの繰り返しを

          避(さ)ける

 b) 文章としての完成度を高めるために

  ・箇条(かじょ)書きや短い言明の列挙で多項(こう)目を簡明(かんめい)に整理          する

  ・記事の導入(どうにゅう)部や結び部で著者(ちょしゃ)の印象に残った事柄(こ

         とがら)を取り上げると効果(こうか)的である

  ・文章の要点として5W1Hに沿(そ)って述(の)べられるように心掛(か)ける


 その後、横川講師からこのゼミ学習の成果として、本日、各人に読み上げてもらった記事、そして、その他に本日新たに提出された記事について、その添削結果を反映(はんえい)させながら、新聞の形にとりとめを行いたいとの説明がありました。ただし紙面の制限(せいげん)から、全員の記事を掲載できないので、誰(だれ)の記事を推薦(すいせん)したいか学生達の意向を聞いてみました。最後に、このゼミ学習に関する感想文を書いてもらい、3回の連続講座を終了したのでした。成果物としての「新聞」は最終授業の際(さい)に配布される予定です。


 

2015/1/20 報告 by 中村和男)

 

2014年度 ゼミ学習報告


ゼミ学習で学んだことを新聞としてまとめ、第5回授業の時に発行いたしました。

ぜひ、ご覧ください。